中国・アジアの工場進出情報

2023.7.1 Vol.35 No.12
産業アナライズ<再生可能エネルギー>
韓国の新戦略が始動
水素・アンモニア混焼の現実路線に舵

 韓国政府が再生可能エネルギー戦略を大幅に変更し、現実路線に舵を切った。2030年の再エネ比率目標をこれまでの30.2%から21.6%に大幅に引き下げたほか、太陽光発電に関する計画を縮小。火力発電所の水素・アンモニア混焼化や燃料電池、原発推進を柱に置いた。尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領による政権は現実路線を標榜しており、「第10次電力需給基本計画」で提示した再エネ普及目標に合わせ、新再生供給認証書(REC)、年度別の義務供給比率を次々と変更。いずれも再エネの目標値を縮小し、スケジュールを延期する内容となっている。
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