中国・アジアの工場進出情報

2023.6.1 Vol.35 No.10
FOCUS
回復の兆し見える台湾
半導体の回復後を見据えた投資も再開

 台湾経済が冷え込んでいる。2023年1〜3月期のGDP成長率はマイナス3.02%。2022年10〜12月期(マイナス0.41%)に続いて2四半期連続のマイナス成長となりリセッション(景気後退局面)に突入した。半導体市況の悪化と外需の冷え込みで、同国経済の柱である半導体、電子部品などの輸出が大きく落ち込んだことが響いた。中国、米国、欧州で進む世界的な景気低迷やウクライナ問題の長期化など、外需の冷え込み要素は多く、台湾経済にとっても厳しい状況が続く。
掲載の記事・写真・図表などの無断転載を禁止します。著作権は鰹d化学工業通信社に帰属します。
(C)The Heavy & Chemical Industries News Agency, all rights reserved