中国・アジアの工場進出情報

2023.3.1 Vol.35 No.4
産業アナライズ<再生可能エネルギー>
アジア再エネ事業が好況
Abalanceがベトナム事業で上方修正

 日本企業のアジアにおける再生可能エネルギー事業が、業績に大きな好影響を与えるケースが出始めた。欧米系投資会社やアジアの新興企業の投資が短期的な利益を目的とした「不動産投資」に似たものであるのに対し、日本企業の投資はどちらかと言えば超長期での安定した配当を目的とする事例が多い。大手電力会社やガス会社によるアジアのメガソーラーや風力発電所といった大型プロジェクトへの出資などは30〜50年という超長期スパンでの事業。日本企業のアジア拠点の屋根に太陽光パネルを取り付け、電力を売却するPPA(電力販売契約)も10〜20年スパンでの事業である。いずれも短期での急激な事業規模の成長を目指さないスタイルで、いかにも日本企業らしいと言えるやり方だ。
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