中国・アジアの工場進出情報

2023.2.15 Vol.35 No.3
産業アナライズ<再生可能エネルギー>
インドで国家グリーン水素ミッションが承認
日本企業もプロジェクト着手

 インドの新・再生可能エネルギー省(Ministory Of New And Renewable Energy)は、1月に「国家グリーン水素ミッション(National Green Hydrogen Mission)」を公表し、内閣より承認された。同国政府は、国内の豊富な再エネ電力を活用し、燃焼時に温室効果ガスを排出しないクリーン燃料である水素を製造してその活用を推進していく。水素、またこうした水素を輸送する際のキャリアや、クリーン燃料そのものとして水素と同じく期待されるアンモニアの活用に向けては、日本企業も相次いでインドでの事業検討などに着手をしており、グリーン水素の普及により同国が掲げる脱炭素化やエネルギーの輸入依存の低減を支援するほか、インドと同様に脱炭素化を目指す日本でのグリーン水素・アンモニアの普及につなげる。
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