中国・アジアの工場進出情報

2023.2.1 Vol.35 No.2
産業アナライズ<自動車>
2023年の中国自動車市場予測・後編
国内勢NEVはどこへ向かうか

 中国でのBEV(バッテリー電気自動車)は、いまや普通の存在であり通常の「クルマ選び」の中で個人ユーザーの購入候補にあがる。外部から充電できるPHEV(プラグイン・ハイブリッド車)も同様だ。これにFCEV(燃料電池電気自動車)を加えた3カテゴリーを中国政府は新エネルギー車=NEVと位置付け、直近の5年間は積極的な普及策を採ってきた。しかし、2022年のNEV生産台数は700万台を超えたものの、BEV生産は前年比割れでPHEVが穴を埋めた。ICE(内燃機関)を搭載し電欠の心配のないPHEVは前年比64%増だった。さらに販売内訳などで見ると、BEVの危うい事情も見えてくる。
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