中国・アジアの工場進出情報

2022.11.1 Vol.34 No.16
バンコクレポート
食肉大手ベタグロが上場、日本企業と提携強化か
来年は「脱コロナ元年」に、大型上場が続く

 タイの食品大手ベタグロが近く上場する。新規株式公開(IPO)により174億バーツ以上を調達し、将来の事業拡大に充てる。ベタグロは財閥チャロン・ポカパン(CP)グループのCPフーズと市場を二分する大企業だ。住友商事、三菱商事、味の素、丸大食品、伊藤ハムと提携し、日本企業と親密な関係を続けている。コロナ感染が広がった2020年以降、タイ証券取引所(SET)は大企業の上場が相次いでおり、ベタグロは明治安田生命が出資するタイライフに続く今年2番目の大型上場となる。
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