中国・アジアの工場進出情報

2022.4.15 Vol.34 No.7
産業アナライズ<再生可能エネルギー>
インドネシア政府が「現実路線」に舵
日本政府・企業も協力へ

 インドネシア政府の再生可能エネルギー戦略に、現実路線を重視した動きが見られる。エネルギー転換期においても化石燃料による発電継続を明言したほか、炭素排出量の削減の大きな柱として石炭火力へのバイオマスやアンモニア混焼を据える方針を強く打ち出すようになった。といっても脱炭素化を諦めたわけではなく、高い目標は維持したままだ。炭素税の導入時期を延期したことも含め、ビジネスマンとしての経験をバックボーンに持つジョコ・ウィドド大統領らしい、企業・産業界への負担を軽減しつつ目標達成を目指す姿勢と言えるだろう。
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