中国・アジアの工場進出情報

2021.11.15 Vol.33 No.20
産業アナライズ<再生可能エネルギー>
マレーシア、太陽光発電の入札制度が高い評価
日本企業はバイオマス関連での取り組み目立つ

 マレーシア政府は、再生可能エネルギー比率について、2025年目標を従来の20%から31%に引き上げた。2035年には40%とする方針を掲げているが、達成するには今年6月の時点での再エネ発電容量7,995MWを、2035年に2.3倍の1.8万MWに引き上げなければいけない計算となる。同国の再エネ戦略の特徴は、太陽光発電に大きく偏重している点が挙げられる。その偏りぶりは、マレー半島部で2021〜2025年の5年間で追加が予定されている新規再エネ容量1,178MWのうち、太陽光発電がその92.5%にあたる1,090MWを占めることからも見て取れる。こうした太陽光発電の増加を支えているのが、同国の固定買取制度(FIT)と入札制度で、民間企業による盛んな参入が特徴となっている。
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