中国・アジアの工場進出情報

2021.8.1・15 Vol.33 No.14
華人企業家の夢と野望
新型コロナ禍における一帯一路
――浙江省企業はラヨーンを目指す

 19世紀も末に近い明治中期に故郷・熊本の零細農民のシャム(タイ)移民事業を始めた宮崎滔天(1871〜1922年)は、バンコクで目にした日本人と清国人(華僑)の生き方を比較し、「一気呵成の業」に長けている日本人に対し、華僑は「子ツツリ子ツツリ」とした歩みだが、自らの生活圏を確実に拡大している――と表現していた。
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