中国・アジアの工場進出情報

2021.4.15 Vol.33 No.7
FOCUS
変化するタイ投資
大量生産から高技術・高付加価値製品へ

 日本企業によるタイ投資は近年、大きく変化しつつある。大量生産や低コストが求められる投資がベトナムに向かったことで、産業集積が進んでいないベトナムでは高効率の製造が難しい製品、高度な技術が必要な高付加価値な製品についてはタイに集中を始めたのだ。これは中国でも同様の傾向を見ることができる。一時言われた「脱中国」は昔の話だ。日本企業が得意とする分野が、低コスト・大量生産でないことを考えると、タイはより重要な投資先国となっていると言えるだろう。
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