中国・アジアの工場進出情報

2021.2.15 Vol.33 No.3
バンコクレポート
タイの自動車販売、今年は3年ぶりプラスに
市場シェア競争が激化、EVは2桁増の期待

 トヨタ自動車は1月25日、2021年のタイ自動車販売台数が他社を含む全体で前年比7〜14%増の85万〜90万台になり、3年ぶりのプラスに転じるとの見通しを発表した。昨年実績は21.4%減の79万2,146台だった。2018年と19年は2年連続で年間100万台を突破し回復傾向だっただけに、2020年は新型コロナウイルスの感染拡大と政情不安により腰を折られた格好だ。生産台数も前年比29.1%減の約144万台と大洪水が起きた2011年以来、9年ぶりに150万台を下回った。タイでは新型コロナの影響は緩和しつつあり、2021年からの回復が期待できる。ただし、大台突破は数年後となりそうだ。
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