中国・アジアの工場進出情報

2020.12.15 Vol.32 No.22
バンコクレポート
CP、英系小売りテスコの東南アジア事業を買収
東急百貨店は撤退、苦戦する日系企業

 タイの取引競争委員会(日本の公正取引委員会に相当)は11月6日、財閥チャロン・ポカパン(CP)グループによる英系テスコ・ロータスの東南アジア事業買収を条件付で承認した。CPグループはコンビニエンスストア最大手「セブン−イレブン」や量販ストア「マクロ」を展開し、今回の買収が市場独占法に抵触するか注目されたが、「許容範囲内にある」と結論した。タイでは小売り業界の合併・買収(M&A)が活発になっており、ベトナムなど周辺国への進出も加速させている。一方、東急百貨店は来年1月末のタイ撤退を発表し、日系小売店は苦戦が続いている。
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