中国・アジアの工場進出情報

2020.8.1・15 Vol.32 No.14
産業アナライズ<化学>
アジアのPDH設備新増設動向
中国で昨年200万t増/今年300万t増

 エチレンと並ぶ石油化学基礎原料といえば、ポリプロピレン(PP)などの原料となるプロピレンだ。なかでもPDH(プロパン脱水素法)によるプロピレン製造設備への投資が近年増加しており、中国を中心に多くの投資計画が進展している。2019年には中国で4基計200万トン/年が稼働開始したと見受けられ、2020年も中国で5基計300万トンのほか、ベトナムなどでも新設備の完成が見込まれる。今後もプロピレン需要の増加と特有のコスト競争力を背景に、PDH設備への投資が中国を中心に継続していく。その様子をまとめてみた。
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