中国・アジアの工場進出情報

2020.7.15 Vol.32 No.13
ビジネスレポート
最先端製品を世界市場に送るS.K.ポリマー

 バンコクに本社を構えるS.K.ポリマーはタイ大手の成形ゴム、プラスチックの部品メーカーで、「ポリマー(高分子の有機化合物)製品で人々の生活向上に寄与し、ポリマーで世界にイノベーションを提供できる企業」を目指している。S.K.ポリマーは1991年に現会長であるスポート(Supote Suwanpimolkul)氏が奥さんや弟などと資金を出し合って起業した。創業当初は商社的な活動が中心だったが、これまでに約620人の従業員を抱えるメーカーとして自動車、電化製品、電子機器、製薬・医療機器業界向けなどにゴム成形品とプラスチック成形部品を製造している。とりわけ医療機器で使用されるポリマー部品の量産工場として認められたいと考えている。昨年には、自社ブランドを立ち上げ、2色成形で製造するストローなどの最終製品の量産、タイ国内販売も始め、「将来はヒット商品をものにしたい」とスポート会長は期待している。S.K.ポリマーでは20年以上前からTQM(総合品質管理運動)に取り組んでいる。
掲載の記事・写真・図表などの無断転載を禁止します。著作権は鰹d化学工業通信社に帰属します。
(C)The Heavy & Chemical Industries News Agency, all rights reserved