中国・アジアの工場進出情報

2020.5.1 Vol.32 No.8
FOCUS
転換期を迎えたタイ経済と日本企業投資(下)
動き出したFA・ロボット導入、BOIも強力に後押し

  日本と同様に新型コロナウイルスとの戦いを続けているタイであるが、現地で話題となっているのがチュラロンコン国立大学(バンコク)が開発したロボット「CU-RoboCovid」の活躍だ。その黒い筐体から「Ninja Robot」と呼ばれるロボットは患者の血圧、脈拍、体温といった情報を送信する機能を持ち、医師や看護師の作業負荷と感染リスクの低減に役立っている。患者に食事や薬を届けるタイプとともに、バンコクの4つの病院で活躍中であるとのこと。タイにおけるロボット産業の萌芽を感じさせる話題である。
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