中国・アジアの工場進出情報

2019.11.15 Vol.31 No.20
ビジネスレポート
ベトナムで突然の起業、4年で軌道に乗せた大山さん

 日本の機械関係の会社のベトナム法人に5年間駐在していた最中に親会社がリーマンショックで倒産した大山公志(おおやま・さとし)氏(現在45歳)は日本に帰ることができなくなった。そこでベトナムで培っていたベトナム人人脈の協力で2015年10月19日に金属加工業の純ベトナム企業LIENBORD社をホーチミン郊外のビンズオン省(BINH DUONG)で立ち上げた(209 DT743A St. Bin An Ward, Di An town)。それから丸4年が過ぎた大山さんを訪問した。国道に面した900平方メートルのローカルの賃貸工場を月1,800米ドルで借り、鋼材切断から各種加工、塗装もこなしている。日本向けの農機製造などが軌道に乗り、最近は従業員福祉としてベトナム中部のダナンのビーチまで飛行機で出かけた。2021年には材料のサプライヤーなども入居している工業団地に移転したいと大山さんは計画している。
掲載の記事・写真・図表などの無断転載を禁止します。著作権は鰹d化学工業通信社に帰属します。
(C)The Heavy & Chemical Industries News Agency, all rights reserved