中国・アジアの工場進出情報

2019.11.15 Vol.31 No.20
ビジネスレポート
リズム協伸グループがハノイ工場を倍に拡張

 リズム時計工業(東証1部)の連結孫会社としてベトナムのホーチミン市タントゥアン輸出加工区に1995年から操業している協伸ベトナム(KVC、吉川泰弘社長)を久しぶりに取材した。KVCには100%製造子会社として2012年に操業したリズム協伸ハノイ(RKH)がある。米中経済摩擦に伴ってベトナムへの中国からの投資が増えているが、その影響についてKVCの萩原努取締役に聞いてみたが、「とても受注する気にならない安すぎる話ばかり」と嘆いた。KVCでは従来の日系向けに加え、ベトナムに進出している欧米企業への営業を強化、すでにいくつかの実績を出している。リズム協伸グループの受注の約6割が車載向けだが、ベトナム北部のハイフォン市でベトナム初の2輪、4輪の国産車メーカーになったベトナムの新興財閥ビングループのビンファースト社からも自動車部品(ブラケット)を初受注している。
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