中国・アジアの工場進出情報

2019.11.15 Vol.31 No.20
ビジネスレポート
日系企業だけを顧客に急成長続けるベトナムのIDEAグループ

 1部上場などの大手を中心とした多数の日系企業だけを対象に部品図製作で起業、その後は設計にとどまらずに高精度部品や自動機、AGV(自動運送ロボット)、6軸ロボットの設計開発製造を始めたなど、経営の多角化に成功、急成長している純ベトナム企業をホーチミンで取材した。2014年からホーチミンのビンタン区(13区)の貸しビルに親会社IDEAテクノロジー・ジョイント・ストック・カンパニーなどを置いているIDEAグループで、これまでに5社の子会社と部品加工、溶接製缶、組み立てを行う合弁会社も2社ある。日本電産グループ各社など超一流企業が進出しているホーチミンのハイテク団地の1万平方メートルの土地を契約、2021年完成を目途に5階建の本社・工場の建設に近く着工する。「4年間法人税ゼロ、その後は5%という政府の投資恩典を得て建設します。当社はこれまで無借金経営で毎年数割以上の成長を続けてきましたが、新本社建設では初めて銀行借り入れが発生します」とチュンCEO(Do Hoang Trung, President CEO)が説明した。
掲載の記事・写真・図表などの無断転載を禁止します。著作権は鰹d化学工業通信社に帰属します。
(C)The Heavy & Chemical Industries News Agency, all rights reserved