中国・アジアの工場進出情報

2019.11.1 Vol.31 No.19
産業アナライズ<鉄鋼・金属>
銅管事業の再編が加速
ASEAN展開強化/国内生産縮小

 日本で銅管事業の再編が加速している。国内市場の縮小が背景で、2019年9月にUACJがアスパラントグループおよび大和PIパートナーズの共同出資会社「豊川ホールディングス」にUACJ銅管(現NJT銅管)グループ5社を240億円で譲渡したのに続き、2020年3月には神戸製鋼所、三菱マテリアル、古河電工が銅管事業を日本産業パートナーズ(JIP)の特別目的会社「CTJホールディングス2合同会社」(CTJ)に譲渡する。これにより国内銅管大手は豊川ホールディングスとCTJの2グループに集約。両グループともにASEAN展開を強化する方針を打ち出す一方、CTJは国内の生産体制を大幅に再編する計画だ。
掲載の記事・写真・図表などの無断転載を禁止します。著作権は鰹d化学工業通信社に帰属します。
(C)The Heavy & Chemical Industries News Agency, all rights reserved