中国・アジアの工場進出情報

2019.8.1・15 Vol.31 No.14
ビジネスレポート
「金型王国」中国の現状を上海の金型展「DMC2019」に見る

 中国国務院は『中国製造2025』(中国製造2025重点領域技術路線図)を2015年9月に発表、製造業の強化計画をスタートさせた。新中国成立から100周年になる2049年に世界最強の『製造強国』になることを目指しているが、その一環として、製造業の基幹産業と言える金型(かながた)も重要視している。去る6月、上海・虹橋にある国家会展センター(NECC上海)を会場に中国金型工業協会(CDMIA)と上海市国際展覧有限会社が中国最大の金型展、第19回中国国際金型技術と設備展示会(DIE&MOULD CHINA2019=DMC2019)を開催、昨年の「DMC2018」に続く取材をしたが、世界最大の製造、消費大国になった中国の金型産業の自信と誇りがこの1年でさらに増したと感じた。そして来年の第20回「DMC2020」(2020年6月10日から14日まで今回と同じ上海のNECCで開催)に合わせた来年6月9日から13日まで、国際金型協会(ISTMA=イスタマ、本部ポルトガル)が「DMC2020」会場と同じNECC内のインターコンチネンタルホテルを会場に中国で初の総会を開催することが決定した。国際金型協会を重視するCDMIAではすでに総力でISTMA上海総会の成功に向けて準備を開始した(www.istmaworld2020.com.cn)。
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