中国・アジアの工場進出情報

2019.8.1・15 Vol.31 No.14
産業アナライズ<鉄鋼・金属>
排ガス浄化触媒2社、アジアと日本で生産・研究体制を強化
三井金属が中・印/キャタラーがインドネシア拠点増強

 日本の排ガス浄化触媒メーカー2社がアジアと日本で生産・研究体制を強化している。自動車と二輪車の堅調な需要に加え、各国の排ガス規制の強化により、高性能な触媒の需要が今後さらに拡大する公算が大きいためで、三井金属鉱業は2016年度から2018年度にかけ日本、中国、インドネシア、インド、米国の5拠点で自動車用触媒の増産投資を実施したのに続き、2019年にはインド拠点で二輪車用触媒の生産能力を増強する。また、2022年には中国で新触媒の量産に乗り出す。トヨタ自動車グループのキャタラーは2017年に静岡県磐田市に研究開発センターを新設し、次世代自動車動力系製品の開発を強化するとともに、2019年にはインドネシア拠点で自動車用触媒の生産能力を引き上げる。
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