中国・アジアの工場進出情報

2019.7.15 Vol.31 No.13
ビジネスレポート
省力化テーマに盛況だったバンコクのME展

 タイのリード・トラデックス(Reed Tradex Company Limited)社が主催する「マニュファクチュアリングEXPO(Manufacturing EXPO 2019=ME2019)」が去る6月19日から22日までバンコクのBITEC(バンコク国際貿易展示場)で開催された。プラスチック・ゴム関連のインタープラス展、アセンブリ―&オートメーション展、金型展のインターモールドタイランド、ASEAN最大の電子部品製造展「NEPCONタイランド」、表面処理展など計8展の総合展として開催された。主催社は「46カ国から500社、2,400件以上のブランド数、来訪者約10万とタイ最大の製造業向け展示会」という。タイ政府では国家戦略として産業高度化を図る「タイランド4.0」を掲げ、その実現に向けて取り組んでいるが、今回の展示会も「タイランド4.0」に沿う内容だった。2018年の同展からASEAN最大のロボット展として「ロボットX(ROBOT EXPO)」が始まったが今回はその第2回目だった。2日間会場で取材したが、昨年まで増え続けてきた中国企業のブース(パビリオン)が減った感じがした一方、台湾が「スマート・マシナリー」と題して未来に向けた最新機器を多数展示していたのと、シンガポールのパビリオンが目を引いた。
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