中国・アジアの工場進出情報

2019.6.1 Vol.31 No.10
ビジネスレポート
バンコクで製造業に近いサービス業の日系2社が資本業務提携

 日本食レストランなどを含めばタイに1万件近い日系企業が進出している。筆者は新聞社で東南アジアを担当していた若手記者だった時代から数十年以上に渡り、毎月タイに来て経済やビジネスの記事を書いてきたが、これまでずっと不思議だったのは、どうしてこれだけ多くの日本企業がタイにきていながらタイにいる日本企業同士の経営統合とか新たな合弁事業設立といったニュースがないのかという点だ。しかしこのほど、タイで登録されている製造業に近い日系のサービス会社2社が資本提携を含む戦略的な提携関係を結んだ。日本で約1万7,000社の製造業をメンバーに日本最大級の受発注サイトを運営するNCネットワーク(本社東京都台東区、内原康雄社長)のタイ子会社である、FACTORY NETWORK ASIA (THAILAND) CO.,LTD.(FNAタイランド、本社バンコク、北村淳社長)と、タイに進出する日系企業をサポートするコンサルティング会社であるALBERRY ASIA CO., LTD.(アルベリーアジア、本社バンコク、増井哲朗CEO)が資本提携を含む戦略的提携関係確立で合意した。アルベリーアジアの増井CEOにNCネットワークグループと組む狙いを聞いた。
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