中国・アジアの工場進出情報

2018.12.15 Vol.30 No.22
ビジネスレポート
中国の存在感急増中のタイ 日本と入れ替わる主役

 筆者は長年に渡り毎月の多くをタイで過ごしているが、タイでかつては圧倒的だった「日本」の存在感がこのところさらに急速に中国に移行し始めたと感じており、最近の動きをレポートしてみたい。タイ政府の投資委員会(BOI)では去る11月7日に中国の広州で投資誘致セミナーを開催したが、タイ紙の報道でタイのコプサック首相府相は「今後10年以内に中国が日本を抜きタイ最大の投資国になる」と同セミナーで講演した。同相は同講演で「中国のタイ投資は2008年に7,000万米ドルに過ぎなかったが2017年には81億9,000万米ドルになった。中国の多くのハイテク企業が(タイ政府が進める)EEC(東部経済回廊) 開発地域に進出して欲しい」と期待した。
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