中国・アジアの工場進出情報

2018.12.1 Vol.30 No.21
華人企業家の夢と野望
再び習近平主席にとってのアメリカを考える
――やはり打倒すべき“仇敵”なのか

 太平洋戦争の激戦下、パプアニューギニアの首都・ポートモレスビーは日米両軍死闘の地であった。アメリカにとってこの地を奪取することが南太平洋の制空権・制海権の掌握を意味し、一帯に展開する日本陸海軍の死命を制し、ひいては日本本土への無限の軍事圧力になることを意味した。当時、この地上には中華人民共和国という国家は存在してはいなかった。
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