中国・アジアの工場進出情報

2018.12.1 Vol.30 No.21
ビジネスレポート
EEC(東部経済回廊) 開発で好調続くWHAグループ
ナードン(DAVID R. NARDONE)WHA副会長に聞く

 タイ最大手の工業団地開発運営会社で大型倉庫開発など物流面でも知られるWHAコーポレーションパブリックカンパニー(タイ証券取引所=SET上場)のナードン(DAVID R. NARDONE)WHA副会長に2年ぶりの単独会見をした。同氏はWHAグループの工業団地や国際部門の最高責任者。WHAグループの2018年8月末付資料によれば同社は建設中も含めタイで工業団地(IE)を計48,586ライ(1ライは1,600平方メートル、7,774ヘクタール)開発しているタイ最大の工業団地で入居契約企業の36%が日本企業。WHAグループのデジタルハブ(データセンター)部門では日本企業との技術提携で実施されており、太陽光発電所、廃棄物発電所などユーティリティ部門でも日本企業と組んで建設しているなど日本企業との関係も深い。WHAグループのタイ9カ所の工業団地の販売は年1,000ライレベルで続いているが、「今年(2018年)は1,100から1,400ライが販売できそうだ」とナードン氏。その「40%が既進出工場の拡張、60%が新規参入」という。
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