中国・アジアの工場進出情報

2018.11.15 Vol.30 No.20
産業アナライズ<自動車>
自立か、ASEANの一部か――
ベトナム自動車産業のいま・前編

 ベトナムのホーチミン市で10月24日から28日までの5日間、「ベトナムモーターショー2018」が開催された。会場はホーチミン市7区のSECC(サイゴン・エキシビション・アンド・コンベンション・センター)。トヨタ、日産、ホンダ、三菱自動車など日系メーカーとGM、フォードの米国勢、VW(フォルクスワーゲン)グループ、マセラティ、ジャガー・ランドローバーなど欧州勢が参加した。ベトナムはASEANに残された低自動車普及率市場のなかではもっとも将来有望と言われ続けて来たが、政府が進めようとしている国産化政策はなかなか進まない。ASEAN域内での完成車関税が撤廃されたいま、ベトナムがいつまでも輸入車差別を続けられるとは思えない。そんなベトナム自動車産業の現在を、ショーを中心に2回連続でレポートする。
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