中国・アジアの工場進出情報

2018.9.15 Vol.30 No.16
FOCUS  2018年上半期のアジア進出状況(下) 
【カンボジア・ラオス】
両国とも堅調な成長が継続

 カンボジアとラオスに対する投資額は増加傾向が続いている。なかでもカンボジアは14%増の13億2,000万ドルを達成。内訳を見ると金融部門と不動産部門が増加しているのに対し、これまでのFDIの中心であった農業、アパレル関連では減少が続いている。同国では最低賃金の上昇が顕著であるため、人件費の安価さによるメリットが減少。アパレルメーカーのなかには地理的有利さや製造技術の高度さを重視し、中国への生産回帰を決断する企業も出てきている。
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