中国・アジアの工場進出情報

2018.5.15 Vol.30 No.9
ビジネスレポート
ベトナムでの新規受注に期待する東邦工機

 金属プレス、板金の東邦工機(埼玉県羽生市上新郷6004)の唯一の海外法人が東邦工機ベトナム(TOHOKOKI Vietnam Co., Ltd.)。初の海外拠点として2015年にベトナムのホーチミン近郊に進出したが、ベトナム工場を構えたことを聞き及んだ顧客から東南アジア市場向けに新規の板金加工の仕事がでてきた。増田眞悟(ますだ・しんご)社長は「顧客とのパイプをもっと大きく太くしてベトナムを拠点にASEAN市場向けに新たな仕事を増やしていきたい」と張り切っている。増田社長は日本の本社とベトナム法人の双方の社長を兼務している。10年程前に先代(父)を継いで照明器具向け線材加工などを手掛けていた東邦工機の社長に就任している。1962年生まれの増田社長は日本大学工学部を卒業後、福島県郡山にある精密金属プレス加工、金型設計製作の石橋工業で3年間の修行をした後、25歳で父親が経営していた東邦工機に入社、今年で31年目。
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