中国・アジアの工場進出情報

2018.5.15 Vol.30 No.9
バンコクレポート
タイがLNG輸入国に、2036年には天然ガスが枯渇?
将来は年間3,500万トンを海外から調達へ

 タイが本格的な液化天然ガス(LNG)の輸入時代を迎えようとしている。タイ・エネルギー省によると、タイの天然ガス需要は2016年に47億8,900万立方フィートで、2036年には56億5,300万立方フィートに増加する見通し。一方、現状のままではタイ湾とマレーシア国境付近で生産する天然ガス、ミャンマーからの輸入も2036年にゼロとなると予想した。タイのLNG輸入は16年実績の300万トンから36年には3,500万トンに急増する。タイは80年代初めに生産開始した天然ガスが経済発展を支えてきたが、岐路を迎えている。
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