中国・アジアの工場進出情報

2018.2.1 Vol.30 No.2
FOCUS
アジア各国の最低賃金比較2018
各国の現状と計画を比較

 アジアにおける最低賃金の上昇率は昨年に引き続き概ね低調となった。中国沿岸部の上昇率が軒並み5%前後に留まったほか、ASEAN諸国も1ケタ台に収まるケースが大半を占めた。インフレの上昇率が落ち着いていることも影響しているが、各国が投資先としての魅力を維持するための努力を強く意識するようになったことが大きい。タイやインドネシア都市部の最低賃金は、すでに中国各都市に匹敵するレベルであり、中国の地方都市との比較で優位性を示すことが難しい状況になりつつある。
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