中国・アジアの工場進出情報

2018.2.1 Vol.30 No.2
産業アナライズ<自動車>
2018年の自動車市場予測・後編
中国でMPV系は売れるか?

 中国汽車工業協会(中汽工)が発表した2017年の国内自動車販売(工場出荷)台数は2887万8900台、前年比3%増だった。内訳は乗用車が2471万台、前年比1.4%増、商用車が416万台、同14.0%増である。乗用車のうちセダン系は1185万台、同2.5%減、MPV(マルチパーパスビークル=多人数乗車型多目的ワゴン)が207万台、同17.1%増、SUV(スポーツユーティリティビークル=レジャー用途の高地上高型ワゴン)はついに1000万台の大台に乗り1025万台、同13.3%増である。2018年市場について中汽工は、全体需要2998万台、前年比3%増との見通しを発表している。乗用車が3%増、商用車は1%増だ。ことしもSUVは1000万台程度の需要が見込まれるが、脱SUVへの動きも活発になってきた。「次の流行をMPVで」という目論見は実現するだろうか。
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