中国・アジアの工場進出情報

2018.1.1・15 Vol.30 No.1
ビジネスレポート
天然ガスを燃料に瀬戸物を焼くミャンマー企業

 ヤンゴン郊外にミイヤダナー(myay yadanar)ポッタリーという名の陶器工場を訪問したが、2017年5月に日本の瀬戸市の企業向けに初めての輸出をしたという。「ミイヤダナー」とは「土地という宝石」という意味でポッタリーは陶器、セラミック、瀬戸物。ピー道路から第4国道に入ってすぐ、ムリンチャウン村に向かう道を左折して少し丘を登った場所にこの陶器工場がある。地元の人に案内されなければこの陶器工場にたどり着くことはかなり難しい。同陶器工場の経営母体はダ・カウン・アーサーン・ウエア社(Da Kaung Earthen Ware Co.,Ltd.)で、陶器づくり20年の経験があるチョー・ミョ―・タント氏(U Kyaw Myo Thant)が社長を務めている。経営パートナーがアウン・アウン氏(U Aung Aung)で両親はミャンマーのザガイン管区のシュエボーで水を入れる大きな陶器などを生産しているという。シュエボーはマンダレーの北100キロほどにある18世紀のコンバウン王朝が興った町で、シュエボーから東へ約30キロのエーヤワディ河に面しているチャウミャウンが手作り陶器の産地として有名でエーヤワディ河の船便で世界市場にも輸出しているという。
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