中国・アジアの工場進出情報

2017.12.15 Vol.29 No.22
ビジネスレポート
タイにも「ロボットテクニカルセンター」をオープンした不二越

 「NACHI」(ナチ)をブランドとする不二越はこのところロボットの生産と販売にはとりわけ力を入れている。その背景には中国やタイなどで労働コストが上昇した上、少子高齢化問題から人手不足が深刻化しつつある現状で、これに対応できる省力化施策の一環としてロボットの導入が進むと見ていることがあげられる。不二越のロボット生産は日本の富山にある本社工場の他に、中国の江蘇省の那智不二越(江蘇)精密機械で行われているが、この中国のロボット工場の拡張も予定している。さらにロボットの海外市場を拡大する一環として、中国やタイを始め、米国、台湾などで不二越のロボットの展示、実演などを行う「ロボットテクニカルセンター」をあいつぎオープンしている。タイ法人であるナチテクノロジータイランド(NTTC)でも去る7月に「ロボットテクニカルセンター」をバンコクにオープンした。NTTCの副社長でタイのロボット事業を統括する寶島章(たからじま・あきら)氏に現状と今後の展開などについて聞いた。
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