中国・アジアの工場進出情報

2017.11.15 Vol.29 No.20
ビジネスレポート
中国湖北省に進出したタイ企業

 今年5月1日付のAMRでミャンマー人やインド人の従業員を増やしてタイの日系大手などからの金型・プラスチック成型などをこなしているタイの中国人経営のトップ・モールド(Top Mould)を紹介した。同社が「タイから中国の出身地に工場進出する」ことも同記事で触れているが、去る10月末、中国の湖北省武漢周辺の蔪春(チーチュン)県の漕河(チャオホー)鎮で行われたこの工場の起工式などを中心に現地取材をしてきた。湖北省の省都である武漢(ウーハン)までは筆者が住むバンコクからの直行便があり、武漢から先の蔪春県漕河までの約200キロは高速道路を走る。他国での起業で成功した現代の華僑が中国の故郷に錦を飾る工場進出、賃金が高騰する中国で比較的労働コストが安い同地域の投資環境の現状などを以下に報告したい。
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