中国・アジアの工場進出情報

2017.11.15 Vol.29 No.20
産業アナライズ<鉄鋼>
日本の鉄鋼4社、アジアの自動車市場で攻勢
中国・韓国・台湾・インドネシアで投資相次ぐ

 アジアの自動車市場で日本の高炉メーカーが攻勢をかけている。ASEANの自動車市場は足下で全体的に弱含みであるが、環境への負荷軽減を目的とした自動車軽量化の動きに対して、軽量化効果とコストのバランスに優れた超ハイテン(高張力鋼)やアルミ素材など「日本品質」を求める引き合いは強い。2017年に新日鉄住金がインドネシア、神戸製鋼所が韓国と浙江省、日新製鋼が台湾で自動車用素材の投資を実施したほか、2018年にはJFEスチールが上海市に自動車部品用鉄粉工場を立ち上げる。
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