中国・アジアの工場進出情報

2017.11.1 Vol.29 No.19
産業アナライズ<化学>
タイト基調続くMEG需給
米シェールが本格化/中国の石炭MEGが不確定要素

 ポリエステル副原料のMEG(モノエチレングリコール)需給は、2年前からのタイト基調が2017年も引き続いており、少なくとも2018年まではこの世界的なタイトバランスが継続する見通しである。ただ、2019年以降は米国においてシェールガスベースの大型プラントが本格化するため、需給は緩和に向かう。その段階においては、中国では逆に石炭MEGの稼働状況次第で供給超過に拍車が掛かる可能性もある。
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