中国・アジアの工場進出情報

2017.7.1 Vol.29 No.12
ビジネスレポート
タイ大手流通業の倉庫を拠点にタイ市場拡大図るDMK(タイランド)

 日本の親会社であるディー・エム広告社(東京都江東区大島1-9-8、資本金8,000万円、TEL:03-3637-9311、www.dmnavi.com)は1974年11月設立、日本での年商は20億円強。日本の大手都市銀行、石油元売り、全国小売チェーン、広告代理店などをクライアントとしてPOP(Point of purchase advertising)と呼ぶ販売促進のための広告媒体の発送アウトソーシング請負、販促キャンペーン代行、ノベルティ制作などを行っている。3年前の2014年6月にタイに進出、保管、梱包、発送代行など物流関連作業のアウトソーシング・サービス会社としてDMK(タイランド)を設立、タイの大手財閥であるサハグループの「SUN108」と業務連携し、日本で培ったノウハウをタイでも活用していくことになった。物流を中心として広告宣伝の付帯作業も請負い、「日本クオリティでタイのサービスを進化させ利便性を向上させたい」と藤本耕平社長。ディー・エム広告社の創業社長である父親の藤本順一氏は現会長で、2014年12月1日付で日本本社の社長にも就任した藤本耕平社長がDMK(タイランド)社長も兼務し、毎月半分ずつをバンコクと東京で仕事をこなし、不在中はテレビ会議システムを使って日タイ間でお互いの顔を見ながら打ち合わせすることも多いという。
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