中国・アジアの工場進出情報

2017.5.1 Vol.29 No.8
ビジネスレポート
タイ企業として唯一の航空機部品メーカーCCSを
急成長させているケタンCEOに聞く

 タイのローカル企業としては唯一の航空機部品メーカーでタイ政府も大きな期待をしているのがバンコク郊外のノンタブリ県に工場を構えるCCSグループで、金属加工のCCSエンジニアリング、航空宇宙部品製造CCSアドバンス・テックなどが同じ工場内にある。華人系タイ人であるブーンジャラーン・マノブラチャイラート氏が創業、経営トップのCEOの座をインド人のケタン・ポール(Ketan Pole)氏に任せて航空機部品製造に成功してきた。創業者のブーンジャラーン氏は2016年末に予期せぬ交通事故に遭遇して75歳の突然死。子息も同社で働いているが、今後もケタン氏がCEOを続ける。ケタン氏は西インドのマハーラーシュトラ州都のムンバイに近いプネの出身。大学で機械工学を専攻、1984年から4年間はインドに進出しているドイツの合弁会社で宇宙ロケット、原子力関係を担当、その後、インドに進出してコマツとの合弁もある米国のディーゼルエンジンメーカーのカミンズの工場でマネージャーを務めたが、「インドから外に出て働きたい」と考えていたケタン氏は当時日本と関係が深いタイのAIT(アジア工科大学院)の修士コースに学んでいた従弟からの情報によりAITでベルギーが援助した5軸のCAD/CAM(コンピュータ支援設計・製造)プロジェクトでの募集を知って応募、採用されてタイに1992年に来た。1年後からアユタヤの米系の半導体企業に1993年から97年までいた後にCCSグループに移ったのはタイ金融危機直後の97年11月だった。
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