中国・アジアの工場進出情報

2017.4.15 Vol.29 No.7
FOCUS
ミャンマーで加速する日系企業の投資
福岡市が都市インフラで協力

 日系企業によるミャンマーへの投資が再び加速の気配を見せている。一時の過剰な「ミャンマーブーム」は沈静化したものの、現実的で具体的な投資計画を立案する企業が増えているのだ。背景にあるのはティラワ工業団地の本格稼働である。入居企業は78社となり、既存のAゾーンは95%が販売済み。日系の入居企業はその半数の39社を数え、すでにワコール、フォスター電機、コーヨーラド(旧・江洋ラヂエーター)などが工場を稼働しているほか、ヤクルト本社や丸紅らも工場建設を着々と進行中である。これまでのミャンマー投資はタイ現地法人の補完拠点といった位置付けが主であったが、そうした企業をビジネスターゲットとする投資、現地市場向けの投資も増加しつつある。
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