中国・アジアの工場進出情報

2017.3.1 Vol.29 No.4
ビジネスレポート
日系大手自動車・二輪車向けがゼロから8割に急伸
各種 めっき処理、化成処理、無電解処理、
アルマイト処理のタイ・シルベック

 親会社は日本のシルベック(埼玉県八潮市浮塚879、資本金5,500万円、斉藤晴久社長)でその唯一の海外法人がタイ・シルベック(Thai SILVEC CO.,LTD.、資本金1億1,190万タイバーツ)。タイ東部のチョンブリ県にあるアマタ・ナコーン工業団地のフェーズ7で2012年7月に操業を開始して今年で5年目に入る。タイ政府のBOI(投資委員会)の奨励事業として創業当初から認定されており、7,408平方メートル(4.63ライ)に2,000平方メートルの工場スペース、250平方メートルの事務棟がある。2011年10月に設立した直後の従業員数は30人ほどだったが、今や140名ほどになり、自動車産業の品質マネジメントシステムである国際標準規格TS16949にも認証されている。日本本社の現社長でタイ法人のCEOが本社創業者の2代目経営者である斉藤晴久氏で、2016年からタイ・シルベック常勤の2代目MDに就任しているのが小野隆氏。筆者はタイ・シルベックが操業を開始してから1年が過ぎた2013年に取材したことがあるが、当時の同社の自動車向けの売上高がゼロだったが、これまでに自動車向け売上高は2輪車向けも含むと8割を占めるまでになっている。
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