中国・アジアの工場進出情報

2017.1.1・15 Vol.29 No.1
ビジネスレポート
ミャンマーで日本品質のタイ産「ユニットハウス」販売好調

 ミャンマーで建設、トラック運送などの企業経営をしているミャンマー人の若手経営者が「ミャンマーにまだない製品を探して事業を設立したい」と考えて日本企業が多数進出しているタイで対象の製品を探しまわった結果、日系企業向けに商品を多数製造しているタイのローカル企業の工場で生産しているユニットハウス(3メートル×6メートルが標準)に関心を抱いた。そして2016年6月にヤンゴンにミャンマー・モジュラー・コンストラクション(Myanmar Modular Konstruction=MMK)を設立したが、その直前の同年4月に6ユニットを初輸入した。滑り出しはミャンマーのホテル向けに2ユニットが販売できたものの残る4ユニットがなかなか売れずに苦戦した。そこでPR活動を強化、自社ショールームを立上げ、多数の展示会にも出展するなどの活動を続けた結果、この半年でミャンマーの日系企業向けをメインに100ユニット以上の販売に成功、2年目にあたる2017年は「売り切りで100ユニット、リース100ユニットの計200ユニットを目標としている」(同社)という。
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