中国・アジアの工場進出情報

2017.1.1・15 Vol.29 No.1
産業アナライズ<機械>
港湾用クレーンが好調
三井造船、ASEANに生産拠点

 港湾用クレーンが好調に推移している。港湾整備が相次ぐ新興国に加え、先進国の需要も好調で、同クレーン(経済産業省の統計では橋形クレーンに分類)の2015年生産台数は前年の253台から552台へ2.2倍増加した。これを受け、国内の港湾用クレーン市場で圧倒的なシェアを持つ三井造船は大分運搬機工場(大分市)の岸壁クレーン生産能力を2016年秋に50%増強したのに続き、2019年までにASEANに生産拠点を新設する構えだ。
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