中国・アジアの工場進出情報

2016.12.1 Vol.28 No.21
ビジネスレポート
カンボジア最大のプノンペン経済特区訪問記

 PPSEZの状況を大きく変えたのは、ミネベアが主力工場があるタイから2010年にPPSEZ進出を決め、2011年にPPSEZ内に第1工場、第1工場稼働と同時に第2工場の建設を開始、当初の小型モーター生産に加え2014年から液晶のバックライト生産も開始した。最近は2階建の第3工場が完成(写真)、近くミネベアの創業当初からのメイン産業であるベアリングもカンボジアで生産開始する。カンボジアでのモノづくりのために縫製業が使うミシン以外の大量の機械を持ち込んだパイオニア企業がミネベアであり、その後に住友電装、味の素、デンソーといった日系大手の進出が続いた。ミネベアでは来る12月8日にPPSEZで「カンボジア進出5周年」を祝う。
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