中国・アジアの工場進出情報

2016.12.1 Vol.28 No.21
産業アナライズ<機械>
国内のシールド掘削機メーカー、五輪後を見据え海外事業を拡大
海外企業との連携を強化/重点市場は中国・ASEAN・インド

 国内のシールド掘進機メーカーが2020年開催の東京オリンピック後を見据え海外事業の拡大に本腰を入れ始めた。国内市場は外環道(東京外かく環状道路)やリニア中央新幹線などの大型案件を中心に東京オリンピック頃まではさらなる活況を呈することが見込まれる。しかし、その後は高速道路網の整備終了もあり、大幅に縮小することは避けられない見通しで、各社は今のうちに海外事業の拡大に向けて手を打っておく必要があると考えている。そこで本号と次号の2回に分けて、シールド掘進機業界の現況を報告する。本号ではシールド掘進機国内最大手のJIMテクノロジー(JIMT)と日立造船の海外戦略を取り上げるとともに、次号ではJIMTの三木孝信社長に今後の方策を聞いた。
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