中国・アジアの工場進出情報

2016.9.1 Vol.28 No.15
産業アナライズ<自動車>
市場多様化著しいインドネシア
ついに中国車も市場参入へ

 8月11日から21日まで開催されたガイキンド・インドネシア国際オートショー(GIIAS=インドネシア自動車工業会主催)は、昨年のようにインドネシア国際モーターショー(IIMS=販売会社主催)との同時開催ではなく単独開催だった。東南アジアのモーターショーは「展示即売会」であることが多く、昨年のGIIASでは約1万9400台、金額にすると約570億円を即売した。ことしの最終結果は集計中だが、関係者の多くは「昨年以上の好況」と言う。興味深いのは販売車のカテゴリー別内訳が昨年以上に多種多様だったことだ。公式な数字ではないが、主催者筋は「小型HB(ハッチバック)とSUV(スポーツ・ユーティリティ・ビークル=地上高の高い多目的ワゴン)の販売比率が昨年より大きくなった」と言う。インドネシア市場がいよいよ本格的な多角化へ向かうと感じさせるムードが、ショー会場には漂っていた。
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