中国・アジアの工場進出情報

2016.5.15 Vol.28 No.9
ビジネスレポート
LED製品組み立て開始と多角化、ソーラーパネル販売も開始
バンコクのモンテックアジア(Montec Asia Co.,Ltd.)

 タイにはLED(発光ダイオード)を使うLED照明器具メーカー、販売店が約200もあって競争を繰り広げているが、中国からの粗悪品も多く、信頼できる製品を扱っているところはせいぜい10社ほどだとされている。2013年にタイで創業したモンテックアジア(Montec Asia Co.,Ltd.)は10社の1社に含まれると自負しているのは、タイの日系大手工場向けだけでなくタイの有名な国立病院、タイ国鉄などからもタイを代表するLED販売会社として入札参加企業に選ばれているから。日系LEDメーカーもタイで大工場を構えるところもあり、電子部品の大手メーカーであるミネベアも最近、LED照明製造に初進出しバンコクに最終製品専門のショールームも設置した。こういったタイのLED市場の激戦が続く中、モンテックアジアでは、タイの気候に対応する高熱、長尺、防水、防塵仕様などで他社に負けないオンリーワン製品を増やすとともに、タイの有力企業と組んで、ソーラー発電(パネル)の設計、施工、販売も開始した。「アフターサービスの良さを売り物に創業してからこの2年で売上高を3倍にできたが、今年はさらにその3倍を狙う」と橋英人(たかはし・ひでと)社長。
掲載の記事・写真・図表などの無断転載を禁止します。著作権は鰹d化学工業通信社に帰属します。
(C)The Heavy & Chemical Industries News Agency, all rights reserved