中国・アジアの工場進出情報

2016.5.15 Vol.28 No.9
FOCUS
医療器具・機器メーカーのアジア事業
生産、販売ともウエイト拡大

 カンフルや注射針、点滴チューブから採血システムといった医療機器まで幅広い分野で、アジア市場が盛り上がっている。個人所得の増加、食生活の西洋化、長寿命化による生活や人口動態の変化により需要が拡大。WHOによると日本を除く主なアジアの医療市場規模は、2010年の40兆円から2020年には122兆円と3倍増に膨れあがる見通しだ。なかでも高度医療に対する需要の増加は顕著で、日系メーカー各社はこうした有望市場の獲得を目指し、生産・販売両面での強化を競っている。
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