中国・アジアの工場進出情報

2016.5.1 Vol.28 No.8
産業アナライズ<化学>
中国の合成樹脂需給推移
内需が1億トン突破/入超量は増えず

 中国の合成樹脂全品種の総内需量が2015年で1億トンを突破したようだ。そのうち国産量は4分の3で、残りは輸入に依存している。これまでの合成樹脂需給推移を辿ってみると、中国では国産能力や生産量が大きく拡大してきたにもかかわらず、輸入量も一部期間を除いて増加し続けており、輸出は二ケタ増を続けてはいるが、国内プラントの稼働率は7割を割り込むなど決して高くはない。ただし入超量はほぼ一定で、国産量のみ増加という傾向が見えてくる。
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