中国・アジアの工場進出情報

2016.4.1 Vol.28 No.6
バンコクレポート
タイ自動車生産、日系企業の生産は1%増にとどまる
国内販売も輸出も伸び悩み、前年割れも

 バンコク日本人商工会議所(JCC)の自動車部会は3月16日、タイ現地日系メーカーの四輪生産が2016年に前年比1%増の182万4848台になるとの見通しを明らかにした。2年連続のプラスとなる。ただし、外資系ブランドを含めたタイの新車販売は全体で71万〜74万台となり、4年連続のマイナスとなる見通し。またタイからの輸出は原油安により主力仕向け地となる中東向けが低迷し、前年から横ばいで推移すると予想した。タイの自動車輸出は15年に過去最高となり、今年も更新するとの期待があるが、JCC部会は国内外ともに今年は大幅増加が見込めないとした。タイの国内販売が下振れすれば、2年ぶりに前年割れとなる可能性もある。
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